1992年 PUCH 230 GEのYouTube動画を公開しました

マツシマホールディングスのYouTubeチャンネルで、1992年 PUCH 230 GEを紹介しています。
ダイムラー・ベンツ社とオーストリアのシュタイア・プフ社が共同で開発し、1979年に登場したW460型。ドイツ語でオフロード車を意味する「ゲレンデヴァーゲン」の略語としてG-Wagenと呼ばれました。W461はミリタリーモデルで、軍隊、援助隊、消防、警察などのために特別に製造された車両。アルゼンチン陸軍に納入されて以降、NATO軍、オーストリア、スイス、ドイツなどに、「PUCH(プフ)」ブランドで納入されました。副変速機とリアデフロックを備えたパートタイム4WDと、リジッドアクスルにコイルスプリングのサスペンションで、抜群の悪路踏破性を誇ります。ミリタリーモデルの特徴として、12Vバッテリーを2個直列につないだ24Vに強化されています。
PUCH 230 GEは、スイス軍が主に使用したモデルで、2.3リッター直列4気筒SOHCガソリンエンジンを搭載。ミッションに４速ATを選択したのがスイス軍の特徴です。兵員輸送タイプは、ロングホールベースで、運転席と荷台の屋根はソフトトップ。荷台部には、向かい合わせの折り畳みベンチシートがあり、６人が乗車可能。
スイス軍から退役したPUCH 230 GEは、レストモッド（レストア＋モディファイ）によって生まれ変わり、街でもアウトドアでも映える車となりました。
ドライアイスブラストにより、アンダーボディから汚れや錆びを一掃し、防錆アンダーコートを施しました。ボディはオリジナルカラーで全塗装し、戦闘の痕跡を消し去っています。シートとソフトトップはコーディネイト。安全運転をサポートする、デイタイムランニングライト付きLEDヘッドライトと、大型サイドミラーに換装しています。さらに、ドライブを快適にするエアコンを日本国内で装着しています。